恥ずかしいからブログで上司である俺から君へ伝える!

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小林くんへ その7 〜飲み会は使い分けろ〜

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小林くん

 

昨日は飲み会でした。幹事お疲れ様でした。すっかり職場にも慣れたようで私も嬉しいです。ただ、単なる飲み会は私は好きじゃない。今日はそんな話をするよ。

昨日はたまたま半期の決算飲み会っていうので営業で飲んだけど、まぁ、よくあるよね。これ自体は悪いわけじゃないから別にいいんだけど、飲み会も意味をもたせて欲しい、というのが私の意見だ。

 

ちなみに私は飲み会を5つに分けている。

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1. 意味のない飲み会(ストレス発散系もこれ)

 

これはいわゆる「愚痴飲み」とか「2次会」、「3次会」とか。まぁ、飲んでいてもなんの生産性もないし、だいたい悪酔いするパターン。とはいえ、20代のうちは別にやってもいいと思う。ただただ飲みたい日というのはあると思う。でもその場合はできる限り一人で飲むか、他を巻き込むのであれば1ヶ月に1回くらいにしておいたほうがいいよ。付き合わされるのもたまったもんじゃないからね。これは理解してくれると思う。

 

そして、だいたい「愚痴飲み会」をやりすぎると自分でもわかってくると思う。

 

「なんであんな飲み会にお金使ってんだろ」

 

ってね。ただ、この場合、お金は正直重要じゃない。

それよりも「時間」と「君の精神」がもったいない。

時間はわかると思うけど、精神に関しては、結構重要。やっぱりネガティブな言葉を発すれば発するほど、「言霊」じゃないけどどんどんマイナスになるからね、気をつけたほうがいいよ。

 

 

2. 会社や組織が催す飲み会

 

これは仕方ない部分がある。でもね、断れるなら断ったほうがいいと思う。私の部署だと本当に3ヶ月に1回程度だよね?全体で飲み会、といっても私は1次会で帰るし、基本的に無駄だと思っています。その飲み会で何か重要なことが決まるとか、別にそんなのはない。普段のコミュニケーションでやればいいだけの話だし。

 

だから、私は極力少なくしているんだよ、飲み会を。

とはいえ、小林くんのような立場であれば、ある種積極的に使うのも必要かもしれない。例えば、お酒が入ることで気が大きくなる先輩がいるよね?そう、あいつだ。あいつなんて、酒が好きでしょうがない奴だ。でも小林くんは普段、そこまで彼と仲良くないよね?だからこういう場で仲良くする、というのはとっても良いことだと思う。その瞬間、「会社の飲み会」というものから「仲間を作る飲み会」に小林くんの中では変わるからだ。ちなみに、私にとっては何も変わらないので、会社の飲み会が好きじゃないと言っているだけだ。

 

ただ、私もいやらしいところがあって、役員や社長との飲み会はかなり積極的に参加している。これは出世、というのもゼロではないけど、単純に自分にとって得る情報や知識が多いからだ。だからそういう飲み会には参加する。でも自分の部署に関しては興味がない(笑)あからさますぎかな?でもそれでいいと思っている。自分の部署のメンバーも知っているし、別に上にヘコヘコしているわけではなくて、他部署の飲み会も私は積極的に参加している。それは知らないメンバーが多いからだ。ここはかなり合理的に飲み会を使い分けていると言っていいと思う。

 

 

3. 自分にとってメリットがある飲み会

 

これは2とかぶる部分があると思うけど、まぁ、合コンとかもこれに入るかもね。あとはお客さんとの接待が一番わかりやすい例かもしれない。接待というのは、もちろん自社の商品を買ってもらうために開催するものだけど、一番重要なのは「あなたという商品を買ってもらう」ために行うものなんだよ。

 

なので、受け身じゃいけない。また接待して喜ばせるだけじゃダメだ。接待に関してはまた伝えるけど、少なくとも接待したから商品を買ってください、というのはある種反則技だ。脅迫と言ってもいい。それよりも接待というのは、やっぱり「深く良質なコミュニケーション」を取ることで、「君」を信用してもらう行為だ。

 

こういう飲み会はできる限り積極的に行ったほうがいいよね。

 

4. 自分が成長できそうな飲み会

 

そして、これは私が役員や社長と飲んでいる飲み会と同じだ。そして一方で私自身が重要視しているのが、接待でもない、他の会社の人や個人事業主や社長と飲むことだ。自分より素晴らしい人たちと飲むことは本当にその2時間程度で成長を感じることができる。また仕事につながることがあるかもしれないし、将来の指針になることがある。なので、こういう飲み会はできる限り積極的に参加することをお勧めする。

 

ただ、当然ながら失敗もある。行ってみたらマルチ商法の飲み会でした、とか何か買わされそうな飲み会だったとか、宗教まがいの飲み会もあった。でもね、「こういうことがある」という経験になったわけで、全部が全部無駄になるわけじゃない、まぁ、無駄打ちも多いけどね。

 

少しでも小林くんが「行ってみようかな」って思う飲み会は是非行ったほうがいいと思う。色んな人が世の中にはいて、色んなビジネスが世の中にはある。自分を成長させてくれるものなんてそれこそ掃いて捨てるほどあるから貪欲に飲み会に行ってほしい。

 

 

5. 自分が企画する飲み会

 

最後に、私はこれが一番重要だと思う。今回、小林くんが幹事をしてくれたけど、自分で企画するということは非常に細かい仕事の積み重ねだ。

つまり、

・飲み会を開催する店を決めて予約する

・出席者の人数をきちんと把握する

・どのような食事がよいのか考える

・どの時間帯が良いのか、どういう流れが良いのか?

・終わった後の会計はどうするのか?

・終わった後に2次会とかどうするのか?

・全員が楽しめるような企画になっているのか?

 

これは一つのプロジェクトだ。意外とこういう部分を見ている人は見ている。たかが飲み会、されど飲み会だ。今回は単なる打ち上げだから、私は大して期待していなかったけど、きちんと小林くんは司会を立てて、予算内で表彰もやったよね。最後に私に締めの挨拶をさせて、一連の流れをきちんと作っていたので感心したよ。

 

表彰された奴も喜んでいたし、早速SNSにあげていたよね。ああいう形になるものは嬉しいものだ。よくやったと思う。ほとんど興味のなかった私も興味津々になったよ。

 

そう、今まで飲み会を5つに分けてきたんだけど、一番重要な飲み会は

 

「自分で企画する飲み会」

 

なんだよ。一つのプロジェクトみたいに飲み会がなる。一つのプロジェクトとなれば、やはり一番成長するのはプロジェクトリーダーだ。

 

たかが飲み会、されど飲み会。

 

ぜひ意識してみてほしい。

そして、自分で企画せずとも「面白そう」という飲み会はぜひ参加したほうがいい。それだけでも小林くんにとってはとってもメリットがあると思う。

 

くれぐれも愚痴ばっかりで酔いつぶれて何も覚えていません、みたいな飲み会ばっかりで1ヶ月を終わらせないようにね。